【どうして…】8000系からクロスシートが消えゆくわけ
2022.04.17
近年、7000系列のリニューアル工事が終盤に差し掛かり、それと同時に8000系にもリニューアルが行われる運びとなりました。
そして昨年(2021年)末、クロスシートを設置した8000系である8007fがリニューアルを終え出場し、リニューアルによってクロスシートが廃止されたことが大きな話題を呼びました。
いつも阪急を使っている方の中にも
「最近ゆったりした向かい合わせの座席に座ること少なくなったなあ。。」
という方が少なからずいらっしゃるはず。
それではなぜ8000系のクロスシートは廃止されたのか。今回はそんなお話です。
【クロスシートが撤去された8007fの記事はこちら!】
したがってこの記事は推測によるものが大半となってしまいますが、あくまで憶測上の世界としてお楽しみいただければと思います。
それでは本題へ参りましょう。個人的に8000系のクロスシートが撤去される理由は主に3点存在すると考えられます。
一つずつ見ていきましょう。
クロスシート車はロングシート車と比べて1つの座席にかかる空間が広く、それによって定員が少なくなってしまうというデメリットがあります。神戸線の特急も決して停車駅が少ないというわけではないため乗ってくる人数も多くなり、実際に乗客からの評判はいまいちでした。
8000系のクロスシートは8002fから設置されました。しかしながらクロスシート車の部分も既に導入されていた8000fや8001fと同じ窓割り(ドアードア間に3枚)で製作されたため、座ったはいいものの座席の真横が窓でないといった事例(上の写真もその一例です)も往々にして存在していました。
8000系に備え付けられているクロスシートは8000系特有のものであり、しかも設置範囲は宝塚および神戸方面寄りの2両のみでした。そのためわざわざ数少ない8000系のクロスシートだけ特別な工程を有してまでメンテナンスを行うよりも、いっそのこと全ての車両をロングシートにしてしまったほうが後々の工程が楽になります。実際にそれぞれの座席のメンテナンスにどれだけの時間がかかっているのかはわかりませんが、少なくとも8000系のクロスシートは部品点数も多くメンテナンスが大変そうです。
ここまで記事を書いてきましたが、結局のところなぜ8000系のクロスシートが廃止されたのかに関しては筆者でもわかりません。
阪急さん側が詳しい理由を説明しない限り、真相は闇の中です。
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近年、7000系列のリニューアル工事が終盤に差し掛かり、それと同時に8000系にもリニューアルが行われる運びとなりました。
そして昨年(2021年)末、クロスシートを設置した8000系である8007fがリニューアルを終え出場し、リニューアルによってクロスシートが廃止されたことが大きな話題を呼びました。
いつも阪急を使っている方の中にも
「最近ゆったりした向かい合わせの座席に座ること少なくなったなあ。。」
という方が少なからずいらっしゃるはず。
それではなぜ8000系のクロスシートは廃止されたのか。今回はそんなお話です。
【クロスシートが撤去された8007fの記事はこちら!】
▌はじめに
今回のクロスシート撤去について、公式からの発表はありませんでした。したがってこの記事は推測によるものが大半となってしまいますが、あくまで憶測上の世界としてお楽しみいただければと思います。
▌クロスシート廃止の理由
それでは本題へ参りましょう。個人的に8000系のクロスシートが撤去される理由は主に3点存在すると考えられます。
一つずつ見ていきましょう。
理由① 混雑すると不便
クロスシート車はロングシート車と比べて1つの座席にかかる空間が広く、それによって定員が少なくなってしまうというデメリットがあります。神戸線の特急も決して停車駅が少ないというわけではないため乗ってくる人数も多くなり、実際に乗客からの評判はいまいちでした。
理由② 窓割りと合っていない
8000系のクロスシートは8002fから設置されました。しかしながらクロスシート車の部分も既に導入されていた8000fや8001fと同じ窓割り(ドアードア間に3枚)で製作されたため、座ったはいいものの座席の真横が窓でないといった事例(上の写真もその一例です)も往々にして存在していました。
理由③ メンテナンスがしにくい
8000系に備え付けられているクロスシートは8000系特有のものであり、しかも設置範囲は宝塚および神戸方面寄りの2両のみでした。そのためわざわざ数少ない8000系のクロスシートだけ特別な工程を有してまでメンテナンスを行うよりも、いっそのこと全ての車両をロングシートにしてしまったほうが後々の工程が楽になります。実際にそれぞれの座席のメンテナンスにどれだけの時間がかかっているのかはわかりませんが、少なくとも8000系のクロスシートは部品点数も多くメンテナンスが大変そうです。
▌つまるところ…
ここまで記事を書いてきましたが、結局のところなぜ8000系のクロスシートが廃止されたのかに関しては筆者でもわかりません。
阪急さん側が詳しい理由を説明しない限り、真相は闇の中です。
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