DSCF3063
【車内紹介】3300系(リニューアル車)
2022.04.07
3300系は地下鉄堺筋線との直通および大阪万博の開催に向け1960年代に製造され、その後2000年代初頭に5編成40両がリニューアルを受けた形式です。現在では非リニューアル車が1300系の置き換えによって次々に廃車となり、リニューアル車の方が非リニューアル車より出会う確率としては高くなってしまいました。
今回はリニューアルを受けた編成の中から3323fの車内をご紹介します。
DSCF3043
車内全景です。リニューアルの影響で全体的に落ち着いた印象になりましたが、施工から15年近く経過しているためやや色褪せている感じがします。それでもリニューアル時に色褪せを考慮して濃いめの壁紙を用いているため壁自体は色褪せすぎていると言うほど色褪せているわけではなく、逆に言えば座席モケットの色あせが良くも悪くも目立ってしまいます。
DSCF3050
妻面です。妻面の壁色は側面に比べ濃い色となっています。貫通扉の窓もリニューアル前と比べると下に伸び、車椅子スペースも追加されています。
DSCF3058
運転席側です。逆行で申し訳ないのですが…3300系や5100系など古めの形式は最近の形式に比べると乗務員用貫通扉が大きめなのがおわかりいただけますでしょうか。
DSCF3051
ドア周りです。ドアの窓はリニューアルで下に伸び、左上の方にLED案内装置が追加されています。リニューアルでドア窓を拡大するのはデザイン的にもよく気に入っていたのですが8000系列のリニューアルの時はリニューアルの前後で窓の大きさは変わらず。次の新車は窓を大きくし採光と換気を意識したデザインで入ってきてほしいところですが…
DSCF3052
ドア上案内装置です。LEDが一列に流れてゆく簡素な見た目で、配線が隠れていると思わしきところには路線図が貼られてあります。9000系列や1000系列のLCDディスプレイと比べるとその違いは火を見るより明らかですが、そういうのは比べてはいけないというものでしょう。
DSCF3045
座席です。まずは7人掛けのオーソドックスなものから。やはりずいぶんと色褪せているような気がしますが、それでも過去の威厳を保っています。袖仕切りはリニューアル時にパイプのみのものから板付きのものに交換されています。座席下のヒーターがまた重厚感を醸し出しています。
DSCF3044
運転席横の3人掛けの座席。今は運転席が拡大され座席も2人掛けになってしまいましたがこの形式は3人掛けをしっかりと保っています。両端に1人ずつ座っていたとき真ん中に座るのはちょっとばかり気を遣ってしまう構造でもあります(あくまで筆者の意見です)。
DSCF3053
優先座席と車椅子スペースです。リニューアルによって車椅子スペースが追加され(あれもっと前からあったかな)、優先座席も近年の風潮でワインレッドに染まっていますが、それでも車端部らしい落ち着いた印象です。
DSCF3046
窓にはお馴染み鎧戸…ではなく、ロールカーテンが設置されています。リニューアルによって取り替えられたと思いますが、面白いことにこのカーテンは下から上に持ち上げる構造となっています。
鎧戸らしさをいかにして残すかという阪急の改造術がよくわかる1カ所です。
DSCF3057

優先席はカーテンにもその旨が表示されています。
DSCF3047

荷棚です。2000年代初期の改造車に見られる磨りガラスのようなデザインになっており棒状のものとはまたちがった魅力があります。話はそれますが同時期にリニューアルを行った5000系、実はリニューアルが行われた順番が遅い車両は9000系列と同じ網棚になっています。なお早めにリニューアルが行われた車両は上写真の荷棚です。
DSCF3049

つり革です。この辺は他の形式と特に差異はなく。いつまでもこの丸い持ち手が並んでいます。
なおリニューアルを受けた車両としては珍しくドア付近につり革はありません(気になる方は先ほどのドア周りのセクションを参照してください)。5000系や5100系のリニューアル車はドア付近にもつり革が増設されているのに、どうしてでしょう。
DSCF3054

天井部です。冷房化に伴い大きめのラインデリアが所々に追加されました。このラインデリア、かなり存在感が大きく、実際に初めて見たときはこんなにでかいのかなどと一人で驚きと興奮に包まれました(少なくとも筆者は)。
DSCF3059

なおリニューアル前にローリーファンがあったところにはラインデリアとはまた違った送風装置が設置されています。従ってこちらの車両では3種類もの形状の空調を目にすることができるということになります。DSCF3056
最後に乗務員室撤去車をサクッと。3300系の余剰先頭車はこのようにあるもの全て剥ぎ取られ中間車となりました。乗務員用貫通扉が大きいことなどから3300系の先頭車であったという面影は残っています。
中間車化された先頭車は他の車両の妻面と違い壁紙が濃くありません。奥に写っている車両と比べればその違いは一目瞭然です。確かにただの仕切りと化しているこの場所を濃い壁紙で覆っても…ということなのでしょう。
なお中間車化されたといっても完全に中間車化されたわけではなく、左側の元運転席があったところには簡易運転台が残されており、車庫などではこの車両を先頭にして走行することができます。
荷物を置く場所もなければ腰掛ける場所もありませんが、立って話すのには好都合なのでしょう。何人かで固まって話しているのを時たま見かけることがあります。


(写真は全て2022年4月4日、大阪梅田駅にて筆者撮影)






DSCF3228
3300系非更新車と更新車の並び(2022年4月5日 大阪梅田)


なお3300系の非リニューアル車の車内を知りたい方はぜひこちらのサイトもご覧ください✨
(撮影年の関係で現在と若干異なる箇所があります)




よろしければ1日1クリックしていただけると嬉しいです✨
鉄道コム 
にほんブログ村 鉄道ブログへ
鉄道ニュースアンテナバナー